【初心者向け】沖縄ルアーゲームを始める前に読んでほしい!沖縄ルアーフィッシングことはじめ

ルアーと青空

YouTubeやInstgaramなど、情報を発信できる媒体が増えてルアーフィッシングに関する情報の収集も行いやすくなってきている今日この頃。動画や投稿を見ていて、「自分もルアーフィッシングを始めようかしら?」と思っている方も多いのでは?

・場所選びや道具選びなど始めるまでのハードルが高そう
・シーバスやバスなど内地の情報が多くて沖縄でも同じようなセッティングで良いか不安
・初めてみたはいいけれど最初の一匹が釣れない

そんな、これからルアーフィッシングを始める方向けに、沖縄でルアーフィッシングを始める前に知っておきたい大事なポイントを紹介します!沖縄旅行で釣りをしたいよという方も是非参考にしてみてください!

目次

沖縄と県外で釣れる魚種の違い

熱帯魚の群れ

沖縄県外でポピュラーなルアーフィッシングのターゲットと言えば専用の製品も沢山出ている、シーバスやブラックバス、アジや青物。

しかし、ここ沖縄では県外で人気の上記のような魚のほとんどが生息していません。

ですが沖縄はその分、多種多様な魚をルアーで狙うことができます。

特に代表的なターゲットとしては

フエダイの群れ
汽水域~海

・フエフキダイ類

・ミーバイ(ハタ)類

・ヒラアジ類

オオクチユゴイ
淡水域

・オオクチユゴイ

と、県外では馴染みの薄い魚ばかり。

沖縄の魚の特徴として、サンゴ礁や岩周りなどに着くいわゆる根魚タイプの魚が多く

ヒットすると強い力で根に向かってダッシュすることが多いです。水深を意識した攻め方が重要になるので根がかりや根ずれも頻発します。

また、ヒラアジ類は根に潜る習性はないものの遊泳力が非常に高く非常に強い引きが特徴です。上がって来た魚のサイズを見て、え!?とびっくりすることも笑

また、これらのフィッシュイーターが捕食しているベイト(エサ)については
時期にもよりますが、小魚やいわゆるマイクロベイトと呼ばれる小さな魚。

ベイトとルアーの比較

5〜8cm程度、場合によってはそれ以下のエサを捕食している場合が多いのでベイトに合わせてルアーも大きいサイズより7cm以下の小さめのサイズを使うことが多いです。

釣りをしたいポイントの特徴を知ろう

ひとくくりに沖縄の釣りといっても、ポイントの特徴によって釣り方は大きく異なってきます。まずはどんな場所をメインに釣りをするか?特徴を理解することから始めましょう。

都市河川のイメージ
都市河川エリア

都市部を流れる河川ポイント。都市部からアクセスしやすく、手軽に通うことができるので都市エリアに住むアングラーに人気があります。大型のGTやサメなど予想以上に色々な魚種が入ってくるため何が釣れるかわからない魅力のあるポイント。

沖縄には一級河川が無い為、川幅が狭いポイントが多く、護岸で囲われているので下まで降りることができないポイントがほとんど。足場は高くなりがちです。

歩道に隣接しているので人通りや車通りも多く、ミスキャストが事故に繋がりやすいです。川底には障害物となるゴミや岩も多く沈んでいるのでキャスティングの精度や根の場所を意識して探るテクニックも必要。手軽に通えるポイントではありますが、しっかり狙った場所に打てるテクニックが必要な難しいポイントだと言えます。

河口のイメージ
河口エリア

都市河川が川の中流辺りだとすると、河口エリアは川の最下流、海に合流するポイントになります。都市河川に比べ比較的開けているポイントが多く、海底は砂地であることが多いので初心者でも釣りはしやすいポイントといえます。

狙えるターゲットとしては、チヌやマングローブジャック(ゴマフエダイ)、メッキ(ヒラアジ類の幼魚)、オニカマス、ミナミマゴチなど。河口の場合、居つきの魚よりマズメのタイミングで回遊してくる魚が多いので、時合が合えば数釣りを楽しむことも可能です。

場所によってはマングローブが群生しているため、マングローブのすき間を打てるテクニックが必要になることも

砂浜のイメージ
サーフエリア(砂浜)

浅い水深に砂地が広がるエリア。県外のサーフと異なり、急にドンと深くなっているような場所は無く、ある程度の水深の砂地が続いてその先はリーフになっていることがほとんどです。サーフでの釣りも特に満潮時は河口と同様にエサを捕食しに回遊してくる魚を狙うような釣りになります。

大きく潮が引く日には海に入りながら沖に向かって歩きながらルアーを投げるウェーディングでの釣りも楽しむことができます。

珊瑚が群生するリーフのイメージ
リーフエリア(サンゴ礁)

サンゴ礁で囲まれた巨大なタイドプールのようなインリーフとその外側の外洋に面したアウトリーフからなるポイントです。

珊瑚や岩礁が点在しているため、居つきの魚が豊富で魚種も多種多様。小型のハタ類やフエフキダイを狙うことができます。とにかく何でも良いからまずは釣ってみたいという方にお勧めのポイントです。

サンゴ礁が点在しているということはその分、根がかり率も高く不意の大物が掛かる可能性もあるので、あまりライトすぎるタックルだと悔しい想いをすることも。

潮が大きく引く日には外洋に面したアウトリーフまで歩いて行くことができ、ジグや重めのルアーで大型の魚を狙うこともできます。

リーフでは離岸流と呼ばれる、沖に向かって強く流れる潮が走っている場所があるのでウェーディングの際はライフジャケットを着用し、慣れた人と一緒に行くようにしてください。

漁港のイメージ
漁港エリア

水深が浅い沖縄では、水深の深い漁港は貴重なポイント。ミジュンやハララーなどイワシ系のベイトが寄り付くこともあり、タイミングが合えばヒラアジ類のナブラに出くわすことも。個人的なおすすめは漁港でのナイトゲーム。太刀魚が狙えたり、ワームを使いアジング感覚でメッキや夜行性の様々な魚種を狙うことができます。

近年沖縄では、利用者のマナー悪化のため港内全域が釣り禁止に指定されている漁港も多いので釣りが許可されている場所なのかしっかり下調べを行い釣りをしてください。ゴミを放置したり、係留ロープに針やルアーを残すなど、漁業関係者の迷惑になるような行為は絶対にやめましょう。

ポイントや狙う魚種、使いたいルアーに合わせたタックルを選ぼう

色々なタックル

沖縄でのルアーゲームは前述した通り、小さめのルアーいわゆるライトゲームと呼ばれるクラスのルアーを使うことが釣果のキーとなる場合が多いですが、想定外のサイズの魚が掛かってくることも多く、根に向かって走る魚も多いのである程度ロッドのパワーが無いと負けてしまうことも…

一定の水深が続くポイントも多く、潮が引いているときにはウェーディングで魚がいる場所まで歩いて行けたり、時合の際は岸際に回遊してくる魚が多いので、9~10ft台のようなロングロッドである必要性も薄いといえます。

ロッドの選び方

ロッドのスペックの個人的お勧めをご紹介

沖縄である程度どんな場所でも万能に使いたいなら

ロッドの長さ7.5~8ft台
柔らかさ軽いルアーを操作出来る L~MLクラス
ルアーウェイトMAXルアーウェイト 3~20g

“SHIMANOのブレニアス”や”DAIWAのシルバーウルフ”などのチニングロッド
“TULALAのGlissando77″や”BOGGYのENOシリーズ”

といった操作性とある程度のロッドパワーを兼ね備えたロッドがお勧めです。

都市河川や小場所をメインに遊びたいなら

・5~6ft台の短めなロッドを選ぶといいでしょう。

ロッドの堅さはルアーのアクションにも影響する要素です。トップやシンキングペンシル、小さめのミノーやジグヘッドを使って細かいアクションを行いたいならL~MLまでの柔らかめのロッドがアクションさせやすく、クランクや大き目のミノー、バイブレーション、直リグなど重めのルアーや抵抗が大きいルアーを使いたい場合はML~Hといった堅めのロッドを選ぶのがお勧めです。

リールの選び方

根に潜られないようにある程度のパワーファイトが求められる沖縄の釣りでは、スピニングであれば3000番〜4000番台のリールがお勧め。

力が強い魚が多いのでリールを選ぶ際は、軽さより剛性に比重を置いておいた方が安心です。ギア比はエクストラハイギアより巻きのパワーが強いノーマルギア〜ハイギアの方がやり取りの際に安定感をだせるのでお勧め。

PEラインは1号を150m以上巻けるスプール径があるとリーフでの釣りも安心ですよ。

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沖縄で初心者におすすめのルアー

基本的に沖縄のルアーゲームでは、根や障害物などストラクチャー回りを攻める事が多くなります。まずは水深も50cm~2m程度の場所が多いので底をしっかり取りつつも根がかりをなるべく回避できるルアーを数種類用意しておくと釣果に繋がりやすいです。

スプーン
蛙スプーン
引用:蛙スプーン公式サイト

沖縄ルアーフィッシングの定番ルアー。落ちる速度が遅めかつ落ちる際にも不規則な動きで誘ってくれるのでじっくりと底を攻めることができ、巻くだけでヒラヒラとフラッシングするので魚へのアピールも抜群。

投げてゆっくりと巻くだけでも釣れるので初心者にもお勧めのルアーです。

スプーン専用のシングルフックやアシストフックを使うことで根がかり率も軽減することができます。

蛙スプーン

AZUSA スプーン

LOCATE

URIZUNスプーン

など沖縄の釣具屋さんでは沖縄での釣りに特化した様々なご当地スプーンが販売されています。カラーやg数毎に複数個持っておくと渓流〜リーフまで様々な場所で遊ぶことができますよ。

シンキングペンシル
ブルースコード
引用:MARIA公式サイト

シンキングペンシル(シンペン)はリップの付いていないミノーの形をした、シンキング仕様の細身ルアーの総称。シンキングペンシルはリップがないため空気抵抗を受けづらく、そこそこの重量があるため、飛距離を出すことができます。

沈むのに浮き上がりが早い特性を生かすことで巻き速度やアクションで攻めたいレンジを自由に幅広く探ることが可能です。

リーフなど根が点在しているような場所では、沈むまでの水深をカウントダウンすると根がかり率も下がり、魚からのコンタクトも多くなります。

リップがついていない分、ルアー自体のアクションは控えめ。最初のうちは操作感が分かりづらく、動きのイメージが難しいかもしれません。ある程度自分で操作する必要があるので少し扱いが難しいかもしれませんが、使いこなすと沖縄でのルアーフィッシンの幅がグンと広がります。

BLUSECODE / MARIA

X-Trigger /ZIPBAITS

スネコン/Blue Blue

S.P.M / BASSDAY

などが扱いやすくシンペンの最初の1つとしてお勧めです。

ワーム(ソフトルアー)
グラスミノー
引用:エコギア公式サイト

樹脂やゴム素材でできたソフトルアーの総称で、小魚やエビ・カニ・ゴカイなどに似せて作られています。形状・種類がとにかく豊富で選ぶのが楽しいルアーでもあります。様々なリグと呼ばれる仕掛けを組み合わせて使うことが多く、アイディア次第で色々と楽しめます。

リグの重さや形状で沈む速度や動きを変えることができるので、組み合わせ次第でどんなシチュエーション、魚種にも対応できる万能なルアーといえます。

特に、エサとなるベイトが小さい場合や、魚ではなくエビ・カニをメインに捕食している場合に力を発揮します。こちらも基本的には落として巻く。の繰り返しで魚を誘うことができるのでまずはソフトルアーからルアーフィッシングを初めてみてルアーで魚が釣れる楽しみを覚えるのもアリだと思います。

その他にも

・バイブレーション

・ミノー

・クランク

・トップウォーター

など色々なタイプのルアーがあって、そのときのポイントの状況・シチュエーションで有効なルアーが変わってきます。

ルアーで釣りをしていくうちに好きなルアー・自分にあったルアーが見えてくるはず。今回紹介しきれなかったルアーも紹介記事を書いているので是非チェックしてみてください!

まとめ

ロウニンアジの幼魚

僕がルアーで釣った最初の一匹は20cm程度のメッキでした。魚が掛かったときの生命感がダイレクトに伝わってとても感動したことを覚えています。当時は周りでルアーを一緒に楽しめる人がおらず、YouTubeやSNSも発達していなかったので探り探りで色んなルアーやポイントを試してみては撃沈して…の繰り返し。

安定して釣れるようになるまですごく時間がかかってしまいましたが、試行錯誤しながら考えて釣るというのがルアーゲームの醍醐味だと思います!色々試して手にした一匹はサイズ関係なく感慨深いものがありますよ♪

是非、ルアーフィッシングにチャレンジしてみてください!

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この記事を書いた人

沖縄県生まれ。釣りと自然遊びに親しみながら育ち、ルアーゲームに出会い釣りの沼にズブズブと...沖縄のルアーフィッシングライフに役立つ情報を発信していきます。

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